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ROBO-ONEにひかれて善光寺泊まり

【 前日 】
 関西からのROBO-ONE高山ツアーのバスが高山市内についたのは、9月17日の午前1時半を回っていた。たまたま目にした気温表示によると、外の気温は15度。寒い!
 とりあえず大阪から同乗したきたロボプロ組をホテルの前で降ろすと、バスは高山市内にある善光寺へ。この高山善光寺は、長野にある本家の善光寺を管理する寺院の一つ・大本願の飛騨別院である。簡易宿泊所を持ち、境内に公衆トイレがあるなど旅人に優しいお寺でもある。しかもここの住職は、昔はタカラで働いていたとのことで(ボトムズ作ってたとか)、もちろんロボットにも理解がある。そんなこんなで、関西ROBO-ONE組は高山善光寺に泊まることになったらしい。
 ただ、善光寺に行く前に、停車できるかどうか確認のため、バスは路地に入り込んで待機。ふと気がつくと、近くの人がうさんくさそうに見ていたりする。そりゃあ、深夜の2時近くにバスが家の前に止まっていたら、不審に思わないわけがない。どこのどなたかはわからないが、ここでおわびを申し上げておく。夜中にお騒がせしてどうもすみませんでした。
 バスは善光寺に到着した。本堂裏の簡易宿泊所の大部屋が睡眠部屋、本堂横の控え室がロボット整備場所に当てられているようだ。その上、住職のご好意で台所も自由に使わせてもらえることになった。夜中にロボットを整備していても文句を言われない環境であり、ある意味でROBO-ONE参加者の中で一番恵まれた宿だったかもしれない。(ただ、参加メンバーが多かったので、そう簡単に風呂に入れなかったが……)
 荷物を置くのもそこそこに、何人もロボットの整備を始めた。中には「影はあっても形はなし」状態(パーツは準備してあるが、ロボットが全く組みあがっていない)の人もいて、これから徹夜で作業が続くことになる。私は単なる観客なのですぐに寝ようかと思ったが、ロボットが次々と動き出したのでどうしても見てしまった。
 おおっ、アマテラス、初めて実物を見たよ。それっ、伊勢神宮の御朱印を取り出してアマテラスと一緒に撮影だ〜。
 私は九州から関西に来て、大阪のエルエルパレス事務所前からバスに乗ったのだが、エルエルパレスからは4分の1練習リングがバスに持ち込まれていた。そのリングをテーブルの上に載せて、動かせるロボットの調整が始まった。
 練習リングを持ち込んだエルエルパレスからは、十兵衛とビグA3の二台が参加。初めて見たが、ビジュアル的に格好いい上によく動くので感心した。
 関西では「ロボゴング」「ロボファイト」という二足歩行ロボットのイベントが開催されていると聞いた。その結果が出てきているのだろう。
 そのロボファイト参加組の中でも一番目立っていたのが、ダウト氏のヨゴローザだ。このロボット、KHR−1の改造なんだそうだが、説明されても絶対にそう見えない。なんせ腰軸あるし! 話を聞いた話だとKHR−1を腰の所でぶった切って腰軸を作ったそうで、恐るべし、ロボット製作者……
 このヨゴローザは、ひたすら予選モーションの作りこみをやっていた。しかし、2リットルのペットボトルをつかむモーションがなかなか成功しない。中味の入った重いペットボトルをつかんで倒せれば、かなりのアピールになるはずだ。ただ、成功すればの話である。調整は何度も続けられた。
 Jクラスには出場したが本選には出場しない(と、いうかできない)シンプルファイターも善光寺には来ていて、善光寺の住職が操縦して楽しんでいたりした。
 ロボットの組み立てと調整は夜が更けても続いていた。さすがに私も寝ることにしたが、えらく寒い。持ってきた薄手のジャンバー着て寝ることになるとは思わなかった。

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【 予選当日 】
 予選の朝が来た。「影はあっても形はなかった」ロボットは、ちゃんと組みあがっていた。やはり、恐るべし、ロボット製作者、である。
 予選に参加するメンバーはタクシーで会場へ。観戦組はのんびりと無料シャトルバスで、会場に向かった。うわー、やっぱり山の上だー。私は「遠くまで来た」という点では、そう変わらないのだが、高山市内の人たちが使用するのには不便じゃないのだろうか?
 予選の模様についてはあちこちで書かれているので基本的に善光寺宿泊組のみ。
 ヨゴローザ(予選ではYOGOカスタム)は、予選では見事にペットボトルつかみ、それに操縦者の腕をつかんで持ち上げられるというモーションを成功させ、翌日の決勝トーナメントに進むことになった。
 なお、密かに心の中で爆笑したのがビグA3の予選デモ。このビグA3、高いジャンプを見せて(自称・3センチのジャンプ)を見せて予選を上位で突破した機体である。そのデモの中で「カーブ走行もできます」と紹介しながら、ビグA3はカーブ走行をしていた。それを聞いて私は心の中で、手を叩いて笑ってしまった。なんせ昨晩、オーナーの岩気社長(エルエルパレスの社長である)はビグA3を前に「どうしても、まっすぐ走らへんねん」と語っていたからである。つまり「カーブ走行もできます」ではなくて「カーブ走行しかできなかった」のだ。そこをアピールポイントにしてしまうとは、恐るべし、関西の社長。たぶん、だまされた審査員いるよなー。
 なお、12時間ぐらい前には「影はあっても形はなかった」ロボットはさすがに予選落ちだったが、オーナーは「もう少し頑張れば決勝に出られた」と悔やんでいた。予選に出場できただけでもすごいと思うのが、これがロボット製作者魂というものかもしれない。

 高山市街で飛騨牛(すこぶる美味。ただし、高い)を食べた後、善光寺ではヨゴローザが本選に向けての模擬戦を始めた。(ビグA3の岩気社長はホテルに移ったため、本選に進出したロボットで善光寺に残っているのはヨゴローザのみ。) 手が空いているので、私がレフェリーをやることにした。
 あれ? 昨日はいなかったロボットがいるぞ? どうも他の宿に泊まっていて、善光寺にバトルにやってきたロボットらしい。
 主にヨゴローザのスパーリングの相手を務めていたのは、黒い機体の振武。この振武はよく動く。もう少し前のROBO-ONEなら決勝トーナメントに出ていたと思うが、それが適わないところにROBO-ONEのレベルアップを見るべきか。振武を相手にしてもヨゴローザは優勢にバトルを進めていく。ロボファイトで鳴らした腕は伊達ではないということか。
 充電を終えてアマテラスもバトルに参戦。他のロボットと比べてもかなり大きい。だが、アマテラスの攻撃は「カコーン」といい音はするのだが、ヨゴローザは倒れない。それでも戦うアマテラスを見られて、ちょっと満足。
 その他に、木ロボ(「Asso Di Fiori」という正式名称はあるのだが、覚えられない)や、シンプルファイター(ヨゴローザに持ち上げられていた……)がバトルに参加していた。
 さて、夜の12時になって、住職のお計らいで善光寺本堂にある「御戒壇めぐり」をさせていただくことになった。「御戒壇めぐり」とは善光寺本堂の地下にある本当の闇の回廊を巡り、その途中にある「極楽の鍵」に触れると本尊と結縁できるというものである。この高山善光寺にも「御戒壇めぐり」があることを知った私が、住職に「御戒壇めぐりをさせていただけませんか?」と申し入れたのである。
 参加者は10名ぐらい? 本堂の扉も閉め暗くして「御戒壇めぐり」は始まった。みなさん、「極楽の鍵」に触れて戻ってくるのに、私だけはなかなかたどりつけなかった。結果からいうと、私は回廊の外周を探索していて内周にある「極楽の鍵」を探知できなかったのだ。途中でそれに気づいて「極楽の鍵」に触れることはできたが、今度は出口がわからない。また外周を探索すればいいことに気づいて、ようやく外に出ることができた。まさか深夜のお寺の地下でマイクロマウスの気分を味わうとは思わなかった……
 確か「御戒壇めぐり」から戻ってきてからだったと思うが、ヨゴローザのダウト氏がうつ伏せ状態で寝てしまっていた。しかもヨゴローザを完全に分解した状態で。(ギアをメタルのものに変えようとしていたらしい。) 昨晩は一睡もしていないので、しばらく寝てもらった方がいいと思い、そのままにしておくことにした。私が「布団ぐらいはかけてあげた方がいいんじゃないの?」と言ったためか、誰かが布団をかけていた。
 ところでこの夜のロボットバトルに、黒と紫の衣装をつけたロボットを持ち込んだ人がいる。(いろいろあって某氏としておく。) この某氏、「午前1時には帰ります」と言っていたような気がするが、なぜか朝まで善光寺にいたという……
 この某氏、ロボットバトルの後の「御戒壇めぐり」にも参加していたようだ。(暗闇でよくわからなかったのだが。) で、そこから戻った後も、アマテラス組としゃべっていて、私も一緒に「不気味の谷に陥らないためには」とか「二足歩行ロボットのよさは、何かに特化していないこと」などと熱く語ってしまった。うおーっ、よく考えたら某氏の朝帰りの原因の一つは、この私かーっ!? とりあえず何かに祈っておこう。合掌。

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【 本戦当日 】
 さて、決勝トーナメントの日だが、到着した時の寒さが嘘のように蒸し暑い。決勝トーナメントの様子はあちこちに書かれているので、基本的に省略。(←またかい。)
 分解されたままだったヨゴローザは、朝になるとちゃんと組みあがっていた。ただ、初戦の相手はいきなりビグA3で、善光寺組の潰しあい。腕のあるヨゴローザが勝って二回戦に進んだ。二回戦の相手は、この大会1番の話題となった変形ロボ「HSWR-07」。両者ともノーダウンで延長戦に突入したが、ここでヨゴローザのスイッチ入れ忘れで敗退という、なんとももったいない終わり方をしてしまった。
 なお、会場を歩いていたら、九州大学ヒューマノイドプロジェクトの孫さんとばったり出会ってしまった。予選で見なかった九州大学ヒューマノイドプロジェクトのロボットについて聞くと、「機体はぎりぎりで間に合ったけれど、パソコンが火を噴いてプログラムを入れられなかった」とのことで棄権だったそうだ。直前まで「影はあっても形はない」状態で予選に出場できた人もいれば、「形はあっても棄権」なチームもいるわけで、本当にいろいろだなと思う。

 その晩の善光寺は、福岡で放映したロボット番組を上映しただけで、それほど特別のことはなかった。翌日の朝には善光寺組で高山の朝市を観光し、GPをちょっとだけ見てから私は高山を後にした。
 私は単なる観客だったが、善光寺でROBO-ONE参加者のいろんな姿を見ることができて、面白い体験をできたと思う。まさにROBO-ONEに引かれて善光寺である。

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