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ROBO-ONE グランドチャンピオンシップへの道 1/2

高松大会の表彰式の時にROBO-ONE委員会代表の西村氏から新たなるチャンピオン大会
ROBO-ONEグランドチャンピオンシップ(以下RGC)が開催される事を聞き、MARU Familyの次なる目標はRGC初代チャンピオンになりました
今回はそのRGCへの道のりをレポートしてみたいと思います今回のレポートは非常に長いので2回に分けて投稿させて頂きます


次なる目標をRGCに定めたものの、高松大会が終わった日から11月中旬まではリアルモード(リアルサッカー)に専念しなければなりません
RGCの準備をするのはそれ以降のわずか二週間しかありませんでした
また、RGCは12月1日 それまでに一回は実戦で調整をする必要がありました
なぜなら高松大会の敗因の一つにエースパイロットKenの練習不足があったからです
Kenも6年生になり、学校や少年サッカーが忙しくなり以前のように大会前に十分な操縦練習をする事が出来なくなっていました
そこで今回は操縦練習に重点を置いて調整する事にしました
本来なら11月23日に行われるロボファイトが試合数も多く(負けても2×2バトルも有り)調整にはうってつけなのですが、11月23日はサッカーの試合がある為参加できません
そこで11月で唯一サッカーの試合の無いロボットバトル at モーターショーに参加することにしました

そして、RGC二週間前、ロボットバトル at モーターショーの一週間前になりました

さあRGCへ向けてスタートです

まずは高松大会までの反省を生かして戦略の練り直しです
今回はロボットのハード自体を改造する時間は無いので、あくまでハードは高松大会のままで行かなければなりません

ここで振り返って見ると、我がチームの戦い方はデビュー戦から第10回大会で優勝するまでカイザーアタックと名付けた「捨て身技」が主体でした
当時ROBO-ONE界全体も第9回大会で優勝したマジンガアを始め、ダイナマイザー、アリウス、トコトコ丸と捨て身技全盛の時代でした

しかし、キングカイザーが優勝した第10回大会以降、捨て身技は規制される方向に進み、第11大会はでは立ち技主体機,12回大会では大型機が台頭してくることとなります
この間、キングカイザーも自動攻撃、自動防御、ハンドグリップの装着、投げ技と進化を続け、優勝こそ逃すもののROBO-ONE連続入賞を果たしてきました

しかし、今回は改めて立ち技の基本に立ち返って考えてみようと思いました
今までのファイトスタイルは人間の格闘技で言えば、いわば「プロレス」スタイル
そして、立ち技の基本といえば「ボクシング」スタイル
今回は徹底して「ボクシング」スタイルで行こうと決めました

その中でも野球をやる為に長くなったリーチを生かしたアウトボクシング
「はじめの一歩」で言えば、間柴 了タイプ
そこでまずボクシングの構えから間柴 了のフリッカージャブもどきを作りました
このジャブでクロムキッドやガルー(宮田君)などのハイスピード選手の足を止め、不知火やレグホーンなどのファイター選手(幕の内一歩)の突進を止める作戦です

攻撃スタイルとモーションが出来たら、次は相手選手の研究と戦略です
以前にもどこかに書いたように、なんの準備もせずにポンっと出て行って勝てるほどROBO-ONEは甘くないのです
まあ、もん☆やレグホーンの様な圧倒的な力があれば別ですが、機体性能としては平凡なキングカイザーが勝つためにはそれなりの戦略が必要です

まず、唯一の実戦練習のロボットバトル at モーターショーを大切にしなければいけません
対戦相手は主催者のブログに書いてありました
1回戦はガルーです
これはラッキーでした。たとえ1回戦で負けても現在ROBO-ONE界屈指のスピードスターと対戦出来るのですから
対戦表から、二回戦はRSV3、準決勝はレグホーンと読みました(他の皆さんごめんなさい)
これまたラッキーです、ガルーに勝てばハイスピード&しゃがみガードのRSV3、そして現在ROBO-ONE界最強の破壊力をもつレグホーンと対戦出来ます

操縦練習はまずハイスピードマシンのガルー、RSV3に向けて行われました
第11回大会に出場したキングカイザーSmark兇魏樵曠ルー&RSV3に見立ててセッティングし、スパーリングパートナーとしました
もともとmark兇竜‘偉呂魯ロムキッドやガルーと互角(のハズ)
後はパイロットがフットワークの操縦に専念出来るように、攻撃と防御はセンサによるフルオートとしました
ファイトスタイルはくぱくま夫妻得意のヒット&アウェイ
カイザーの周りを動き回る仮想ガルーの足をジャブで止める練習です

そして、操縦練習第二段階はカイザーオールスターズのゴールキーパーを仮想レグホーンに見立て、デカイ手をつけて徹底したサイドブロー攻撃一本に絞ったマシンにセッティング、相手のサイドブローに対してジャブをカウンターで合わせる練習
そして、もしも正面に回りこまれた時の為のガード練習

Kenはこれらのトレーニングメニューを一週間毎日こなしました

そして、試合当日の朝Kenには「今日は優勝する事が目標じゃない、全ては来週のRGCの為の練習だ、優勝しなくて良いから一戦でも多く試合をしよう。そしてなんとかレグホーンまでたどり着いて、この一週間やってきた練習の成果を確認するんだ」と言い聞かせました

試合が始まると運良く勝ち進み、しかもこちらの読みどおりガルー、RSV3、レグホーンと対戦する事が出来ました
Kenは指示通り的確に練習メニューをこなしていきます
そして今回の思いがけない収穫は決勝戦でした
BBRの540度旋回パンチはもん☆の破壊力には及ばないもののそれを上回る回転スピードと回転角度。Kenには貴重な経験となりました

名古屋大会が終わった私はすぐに反省点をモーションにフィードバックしました
実戦練習で気が付いたのですが、攻撃モーションに気をとられて、移動系がおろそかになっていたのです
前進モーション、横方向の移動全てをアウトボクサー用に全て見直しました
ここにきて高松大会の時のプログラムは100%書き換えられる事になりました

そして、いよいよRGCの本格的な準備に入ります

既に発表されている対戦表から、初戦の相手はヨゴローザ、その次はクロムキッド、準決勝はイーブ、そして決勝の相手はもん☆と読みました(他の皆さんごめんなさい)

まずヨゴローザはデビューした時からのお馴染みさんなので、作戦は練れそうです
そしてクロムキッドはスタイルがガルーと似ているので同じ練習で行けそうです
イーブは変則スタイルだし、そもそも遊さんがどんなロボットを作っているかも全く情報が無くなんともいえないので、今までのスタイルを想定しての練習をするしかありません
そして、一番の問題はもん☆です
高松で一度戦っているとはいえ、最近の評判では別機体のように進化し、まさに無敵の不沈空母と化しているようです
困っているところに、ネットでほりさんがアップして下さったロボファイトでのもん☆vsクロムキッドの動画を見つけました

動画を見て驚きました
クロムキッドのスピードと操縦技術を持ってしても完敗のようです
クロムキッド以下のウチが同じ戦法で戦っても勝てないことは明白です
どうするべきか、、、考えをめぐらす私の脳裏に1年前に同じ様な大型ロボットと戦った時の記憶が蘇えりました

そうです、四国の鬼丸です

あの時も普通に戦ったのでは勝てない、懐に飛び込んで勝負を掛ける
「虎穴にいらずんば虎子を得ず」作戦で戦ったのです

同じようにもん☆の懐に飛び込んで、あのダブルラリアットを避けるしかない
しかし、そんな事が本当に出来るのか!?
出来る、あの時もそうだったではないか
ここはエースパイロットのKenに掛けるしかありません

しかし、いかにニュータイプ(笑)と言えどもイキナリ実戦で出来るわけがありません
ここは仮想もん☆を作って練習しなければ、、、
しかし、相手は身長55cm 体重5kgの巨漢、今までのように歴代のキングカイザーを改造したくらいでは間に合いません
そこでダブルラリアット攻略に絞って新規に仮想もん☆を作る事にしました

まずは寸法の割り出しです
動画をみながらなにか比較対象がないか探してみると、、、
ありました、試合の時を刻む大型タイマーが
よく見てみると、moltenとロゴがあります
さっそくウェブで検索です、すぐに同じものがみつかりました
スペック表からタイマーの寸法を控えます

後はタイマーの寸法を基にモニター上でもん☆の寸法を測定します
もん☆のサイズは以下のように想定されました

しゃがんだ状態でのリング面からラリアット状態の腕までの距離は約250mm
両手を広げた状態でのリーチは約900〜1000mm、懐の有効範囲は約335mm
つまり、本体から335mm以内の距離に飛び込み、その場で高さ250mm以下の姿勢を取れば回避出来ると言う事がわかりました

さあスペックがわかったところで工作です
一晩で作らなければならないので、材料は全て自宅にあるものです
そのへんあった板材とアルミ板、モーター、コントロールボードで組み立てます
5kgのウエイトは明日会社から銅合金の廃材を頂いて来る事にします
仕上げにダンボールを星型に切り抜いて顔をつくります
本来はここまでする必要はないのですが、気分が盛り上がりますからね

仮想もん☆は完成しました(しょぼーい(^^;)

後は特訓あるのみです
こうして最終段階の練習がはじまりました
さすがのKenも最初はラリアットをかわせず、まともに受けています
しかし、さすがはニュータイプ。あっという間にタイミングをつかんでいきます
私は段々と腕の回転速度を上げていきます
それでも次々とかわしていくKen

動画を見て頂けるとわかるのですが、この段階では懐にもぐりこんだ後は
下からもんの腕を掴み、投げ飛ばす作戦でした
しかし、この投げる作戦は全く通用しない事が実戦でわかるのですが、、、

とにかく、こうして一週間毎晩仮想もん☆、仮想クロムキッド達を相手に練習を続け
いよいよ決戦の日を迎えました

当日始発の新幹線で会場入りした私はひとつ問題点を見つけました
それは控え室とリングが思いのほか遠いという事です
なぜそれが問題かと言うと、対もん☆用に用意したマトリックス防御やなげ技はもん☆専用なので、もしも勝ち進んだ場合、準決勝が終わった後、控え室に戻って決勝戦の前にプログラムをPCを使ってローディングしなければならないのです(ここが容量の小さいCPUボードの辛い所)
そんな時間はあるでしょうか?
進行を確認すると、やはり準決勝から決勝までは通しで行われるとの事です
そこで、渡辺さんに頼んでバックヤードのPA横にノートPCをスタンバイさせてもらいした。
そんな事を1回戦が始まる前からやっていたものですから、渡辺さんから

「今日は優勝する気なんですか?」と冷やかされました

その時は笑って「ハイ、もちろん」と答えました
しかし、そういう事ではないのです
いつも言っているように、もしも最後まで来たときの事を考えて全ての準備は整えておく、やるべき事をやっているだけです
私としてはデビュー戦のロボファイト1にバッテリーを5個もっていたのと同じ事をしているだけなのです
いざ勝ち進んでから慌てて準備していたのでは私はダメなのです

そしてRGCが始まりました

初戦は予想通りヨゴローザ、思ったよりも低い姿勢にジャブが当たらず苦戦しましたが、なんとか辛勝

次もこれまた予想通りにクロムキッド
んっ!? クロムキッドの1回戦を見ているとガルーよりもリーチが長いように見えます
くぱぱさんに確認すると確かにガルーよりも長いと言う事でした
試合前にKenから「先週のガルーの時と同じように戦うのか」と指示を求められたので
すかさずガルーの時よりも間合いを取る様に指示を出します
ガルー戦よりも間合いを取ったKenは練習通りジャブでクロムキッドの足を止める事に成功し、相手にペースを握らせないままに勝利

準決勝はまたまた予想通りにイーブ
しかし、ここで予想外の事が、、、
イーブがこちらが想像していたよりもはるかに小さいのです
あれではしゃがまれたら全くパンチが当たりません
あとで遊さんに聞いたら、なんとイーブはしゃがんだ状態がホームポジションだそうです
イーブの試合を見ていると、歩くときだけ立ち上がっているようです
そして、その時だけはジャブの当たる高さになります
そこでKenにイーブが移動している時を狙うように指示を出します
しかし、こちらの間合いに入ったらたぶん立ってはくれないでしょう

そこで作戦を考えました
最大のチャンスは試合開始の瞬間です
試合開始の時はいかにイーブとはいえ、前進してこちらに向かってくるはず
そこでこちらは開始と同時にダッシュ、一気に間合いに入り、まだイーブが前進している間にジャブを打ち込む作戦を立てました
名付けて「出会い頭の一発作戦」 (ネーミングセンスゼロ(^^;)
そして、試合開始
こちらの思惑通りイーブは真っ直ぐに前進、カイザーはダッシュ
Kenは見事な動きで作戦を遂行しました
開始2秒でワンダウンをもぎ取り、そして勝利しました

ついに決勝まできました、、、、つづく

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